思いがけず、書家の金澤翔子さんの個展を観に行くことができました。
テーマは「共に生きる」。
恥ずかしながら、翔子さんのことは全く無知でした。
予備知識も何もないまま、いただいた招待券を無にしたくなくて、
観に出かけたのですが、作品を目の前にして衝撃を受けました!
彼女はダウン症として生まれてきました。
お母さまの葛藤が綴られていて、心にズンと響きました。
生々しいですが、障害者として生まれてきた我が子を殺したくなる時があった、
と綴られていて、その中で「共に生きる」が掲げられていました。
死にたくなるほどの葛藤。
私にもそんなにもつらい時期があったので、この葛藤が
身に沁みて伝わってきました。
いえ、私の想像以上の苦しみがあったかと思います。
共に生きる。
偶然にも同じ時代、しかもすぐ近くで生きている者同士への
強烈なメッセージですね。
「共に生きる」ということを受け入れることは、どういうことか?
「共に生きる」と決めた覚悟の後の人生ってどんなものか?
色々、身につまされるものがありました。
作品群を見ていると、目の奥に涙がじんわり出てきます。
この筆運びの躍動感が素晴らしくて!
私自身は、「花」という書にいちばん感動しました。
「花」という静的なものが、とてもダイナミックに書かれていたのです。
私のオフィスの名前もHanaということで、「花」には敏感なのです。
これだけ、たった一枚の書で、花への概念を覆されるとは、
あまりに衝撃でした。
そして、今は活字の時代。もう手書き文書が少なくなってきている今こそ、
逆に、手書きによる「書道」の価値が高まっていることにも、
今日改めて実感しました。
私の職業も、ハイテクが進む現代に、手を使う職業。
まだまだ「手」の価値があることに、勇気が出てきた感じです。
「共に生きる」は、私にとっても、これからのテーマにします。
「共に生きる」皆さんともっと大事に過ごしたいと痛感しました。
そして、私に思いがけず、良いものを見せて下さる機会をくれた
友人にも感謝します。
金澤翔子さんの書、皆さんも観る機会があったら、
ぜひ、間近で感じていただきたいです!
☆年内は、30日まで開院! Dr.コグマはここにいます!
⇒ http://chirohana.com カイロプラクティックHana 東京・恵比寿、駅より徒歩1分
よろしければ、クリック応援お願いします!